看護師って、女性でも給料高くていいよね。
同年代よりお給料いっぱいもらってるイメージ。
などという声を、世間からよく聞きますが、実際働いてみると、
昇給額が低かったり、夜勤がない職場だと手当が少なかったりで、
思ってたよりも給料が安い!といった方が多いのではないでしょうか。
そんなイメージギャップに苦しむ看護師の給与実態について調べてみました。
割が合わない!給料と仕事量の差に苦しむ看護師が続出!
前述のとおり、看護師は高給取りといったイメージが世間では多いようですが、
それはなぜなのでしょうか。
大卒者の平均的な初任給は月収約23万円。
(引用:平成30年賃金構造基本統計調査 結果の概況)
その中で看護師の初任給を見てみると平均20万程度。
初任給自体はそんなに高めの設定ではないのですが、大きいのは夜勤手当・当直手当といった手当類。
手当を合わせると大体25万程度となり、初任給の平均額よりも多くなります。
そういった所が、看護師=高給取りといったイメージを持たれる一因になっているのではないでしょうか。
ですが、夜勤や当直は体への負担が大きく、病床を抱えていない診療所などは、そういった手当もありませんので、結果的に初任給が大卒の平均額に届かないことが多いのが現状です。
看護師不足で増える負担!それでも給料は上がらない
看護師業界は常に人手不足で、看護師一人当たりの業務負担量はどんどん増していくばかり。
キャリアが積み重なるにつれて、さらに増えていく仕事量。
なのになかなか上がらない給料。
日本看護協会によると、看護師には病院それぞれの昇給基準が設けられていますが、
多くは年一回、勤務成績の評価や年功によって昇給します。
その昇給額の平均は、なんと4797円!(平成25年度)
引用:全国病院経営管理学会の病院給与・勤務条件実態調査から
日本労働組合総連合会のデータによると、2018年の昇給額の平均は5,934円ですので、昇給額は平均より低いことがわかります。
仕事量の負担はどんどん増えていくのに、給料はなかなか上がらないのが実情のようです。
将来の役職手当は期待できない!?その理由とは
前述のとおり、日本看護協会によると、他の医療従事者と比べ、看護師は昇給が低いことがわかります。
その理由の一つとして、看護師は全体数に対する、師長などの管理職の数が少ないということが挙げられます。
看護師には等級制度が設けられていますが、管理職を増やすわけにもいかず、長年働いていても、なかなか等級が上がっていかないことが多いです。
一般企業でよく見られる、管理職への役職手当をもらえる人が少ないのも、看護師の昇給率が低い大きな要因になっています。
給料を上げるにはどうすればいいの?解決方法があるんです!
ここまで読み進めていて、
この先看護師を続けていても、将来給料がほとんど変わらないなんて…。
と思ってしまった方もいるかもしれませんが、そんなことはありません!
簡単に給与アップする方法、それが転職です!
最近では、役職手当や夜勤手当といった、手当による昇給以外に、勤務年数による経験加算や、病院内での独自の教育課程を用いた院内認定看護師といった昇給制度を取り入れている病院が多く存在します。
看護師専門の転職サイトには看護業界に詳しく、それぞれに合った希望の求人を提案してくれる転職アドバイザーがいます。
現状の給料に満足していない方は、転職サイトに登録するだけでなく、自分の希望を伝えられる転職アドバイザーに一度相談してみてはいかがでしょうか?